10月19日、イオンシネマ京都桂川で、関西有数のお嬢様学校「なんば女学院」の伝統ある“お笑い部”を舞台にした青春コメディ『NMB48 げいにん!THE MOVIE リターンズ 卒業!お笑い青春ガールズ!! 新たなる旅立ち』で、NMB48の山本彩さん、渡辺美優紀さん、山田菜々さん、小笠原栞由さん、小谷里歩さん、薮下柊さん、矢倉楓子さん、監督の内田秀実さんが舞台あいさつに立ちました。
客席からは「やばい!」と興奮を隠しきれない声がもれるなど、メンバー登場を今か今かと楽しみにしている期待でいっぱいの場内。ムードが高まる中いよいよ入場の時を迎えると、劇場内に割れんばかりの拍手が鳴り響きました。
それぞれからご挨拶ということで、まずは山本彩さんからスタート。
「京都と言えば太秦映画村もあって、映画の街という印象。そういった場所で国際映画祭に参加させていただけるのはすごく光栄」と、この映画に誇りを持っていると語りました。
渡辺美優紀さんは「みなさん、映画は楽しんでいただけましたか?」と感想を問いかけ、客席から熱い拍手の返答を受けほっとした表情を浮かべていました。
山田菜々さんは「お笑い部、部長の山田です」のひと言で場内を沸かせるという、お笑い部部長ならではの技(?)でみなさんの心をつかむと「こうやって映画で第2弾としてスクリーンに帰ってこられたのをうれしく思っています。もっともっと『げいにん!』を大好きになってください」とアピール。
小笠原茉由さんは映画祭初日に共演者のケンドーコバヤシさん、ガレッジセールの川田広樹さんとオープニングセレモニーに参加したことを報告、「はじめて舞妓さんに会ったり、京都ならではの楽しさを知りました。また来年も参加できたらいいな」と早くも次回参加を希望していました。
小谷里歩さんは「(劇場で販売されている)いろんなポップコーンが食べられていいな」と“食欲”で舞台挨拶参加の喜びを表現。
矢倉楓子さんは緊張のせいかひと噛みしながらも「もっとたくさんの方に観てもらいたい!」と熱望。
薮下柊さんは「お笑い部新入部員、最年少なのでうまくしゃべれないんですけど、楽しんでいただけたらな」と少し控えめに挨拶。
内田監督は「監督〜」と温かい呼び声に「2作目ということで1作目に引き続き、沖縄国際映画祭、それから劇場公開、そして京都国際映画祭とお披露目の場をいただけたことに非常に感謝しています」と歓迎ムードを噛み締めていました。
それぞれが演じたキャラクターの話に移り、「役柄とのギャップの差が激しいのは誰?」という話題に。真っ先に渡辺さんは「楓ちゃん?」と挙げるも「でも、普段からお化けっぽいって言われているし…(劇中では幽霊役)」とひとり納得しようとしたら「ちょっと、ちょっと、ちょっと!」と矢倉さんがツッコむも「レッスン当初から白すぎて、ダンスのレッスンの人に“おばけ”って言われてます」。ならばと「やっぱ、わたしじゃないですか?」と山田さんが名乗り出るも、「どこがやねん!」とお客さんからツッコミが入ってしまいました。それぞれに近しいキャラクターだったようで、楽しく演じられたそうです。
次のトークテーマは「この人、ほんまに笑えへんなという人は?」という質問に矢倉さんは「山田菜々さんです!」とすぱっと回答。
満場一致の拍手が巻き起こり、山田さんは「満場一致ってなんやねん」と悔しさを見せ「おもしろくなりたすぎて、泣けてくる。でも、おもしろくなったるからな」と決意を述べるとみんなから期待の声が上がりました。
それに応えて山田さんは一歩前に進み出ると、小谷さんから「今の気持ちを表して」と振られ「はぁー屈辱的だ。なんて日だ!」とかわいらしい声を響かせていました。
続いて「メンバーの中でおもろいな」という人を決めることになり、渡辺さんは「普段からテンポよくおもしろいのがまーちゅん(小笠原さん)。言葉のセンスがある」と絶賛。
山本彩さんは「りぽぽの空気感が好き。今回、アドリブも発揮してた」と小谷さんに賛辞を送っていました。特にぶりっ子ネタと評したら、実は「テレビでウケていたのを見てパクりました」と、きっとウケるだろうと思ってしたのを告白。すると先ほどパクリ芸をした山田さんに対してメンバーから「さっきウケてなかったけどな」と、またしてもツッコまれる一幕も。すると山田さんは反撃とばかりに「ひとつ言いたいことがあります。矢倉楓子さんの特技は一発ギャグらしいです」とムチャ振り! 矢倉さんは少しためらいながらも「あ、アイスあるやん。ん? バニラ? もう、バニラじゃないねん! クッキー&バニラが食べたいねん、バカヤロー。“BKB”、ひーやー」とこちらも他人のネタで拍手を浴びていました。
台本にひとつもないアドリブバトルに、映画で磨かれたお笑いセンスで“げいにん!魂”を光らせ、お客さんを魅了。フォトセッション中も渡辺さんは「ダメよ〜ダメ、ダメ」と口にするほどで、映画からみんながそのまま飛び出してきたかのような雰囲気でした。最後は、ファンと一緒に行う恒例の一本締めで舞台挨拶は幕となりました。