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台本無しの一夜限りの奇跡のセッション!『LOVE SESSION』の見所を、監督、出演者が紹介

2014-10-19
レポート
10月19日(日)、京都国際映画祭も最終日。イオンシネマ京都桂川にて『LOVE SESSION』が上映されました。
『LOVE SESSION』は、若いミュージシャンが憧れのミュージシャンにセッションをオファーし、世代を超えた一夜限りのセッションが実現するまでの過程を完全ドキュメント化した作品になります。

この日は、上映前に、舞台挨拶が行われ、ゲストとして、さかいゆう、OKAMOTO`S、Crystal Cay、板谷栄治監督が登壇しました。
まず京都国際映画祭の感想を聞かれると、板谷監督は「歌舞練場を歩かせて頂き、京都の映画祭に参加している事を改めて実感しました」と延べ、Crystal Cayは「映画祭とか出るチャンスは普段ないですし、凄く天気も良くて、なんて素敵なセレモニーだと」と、コメント。
そして、映画を作るきっかけについて板谷監督は「実は、話を頂いた時、釣りと音楽で、テーマは悩みました(笑)。ただ、音楽映画について色々調べたら、過去にほとんどなくて、いいモノを先に撮ってやろうかと。そこで、さかいゆうと、OKAMOTO`Sで台本の無い映画を作ることを思いつきました」と話しました。
さかいゆうは「台本が無いという事で、0から1を構築するまで不安で大変でした。自分自身も実験に飲み込まれて、好きだから尊敬しているからだけで、上手く行くとは限らず、もしかしたら凄いしょぼいセッションになるかもしれないですし…。」と、当時の心境を語り、OKAMOTO`Sのシュウも「好きな人を呼んでセッションのドキュメントを撮るという話を聞いた時は、面白そうだなと思ったんですが、そこからが大変で(笑)」とコメント。

さかいゆうは、Crystal Cayにオファーした件について「自分が好きなアーティストだからこそ嫌われたくないなと。セッションまで二週間しかないというスケジュールも『俺のせいじゃない』と、エクスキューズしながらお願いしました」と述べ、オファーを受けたCrystal Cayは「嬉しかったです。イベントで何回か会った事はあるけど、ほとんど話をした事がなかったので、どういう感じの人なんだろうと思ってました」と、快諾した経緯を話されます。

そして、セッション当日の思い出が語られます。
さかいゆうは「通常では有り得ないセットリストの組み方で、それは観てのお楽しみです。とにかく、大変だったけど頑張った甲斐がありました」と、コメント。

Crystal Cayは「一発勝負ということで、めちゃくちゃ緊張したので、ライブ前にみんなに触って、パワーを貰いました」と、撮影秘話を告白します。

OKAMOTO`Sのシュウは「何が起こるかわからない、普通のステージではない不安がありました。ただ、監督に提案されたある仕掛けが、見事に成功して、物凄いエキサイティングな映画になっています」と、コメント。


続いて『LOVE SESSION』のLを指で表現しながらのフォトセッションを挟み、見所や感想のコメントを頂きました。
板谷監督は「セッションが実現したときの、さかい君と、OKAMOTO`Sの表情や喜びが画面から伝われば」と、さかいゆうは「セッション以外の部分は撮り直したいです。マッキーさんと初めてお会いするときのリアクションが、改めて見返すと低すぎるので(笑)。
でも、リアルな素の部分が出てるかなとも思います」と、話しました。
最後に、この日が誕生日のOKAMOTO`Sのシュウにサプライズでケーキが飛び出す一幕も。
会場全体がお祝いムードの中、シュウは「とにかく凄いメンバーが集まっているので、劇場で上映されている間に、是非観てほしい」と述べ、舞台挨拶を締めくくりました。