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「クリエイターズ・ファクトリー授賞式」映像部門・アート部門の優秀賞が決定!

2014-10-19
レポート
10月19日(日)、大江能楽堂で「クリエイターズ・ファクトリー授賞式」が開催されました。
「クリエイターズ・ファクトリー」とは、昨年の第5回沖縄国際映画祭から新たに創設された次世代を担う才能あふれるクリエイターを発掘、育成をするプロジェクト。
京都国際映画祭では、映像、アート部門という幅広いジャンルのクリエイターの皆さんから参加を募りました。
そして京都国際映画祭最終日のこの日、各部門の優秀賞授賞式が行われました。
会場は、明治41年に創建され、大正8年に現在の規模に改築されたという大江能楽堂(観世流大江家の能楽堂)。古き良き時代の面影をそのまま残す、歴史ある場所で執り行われました。
前半は、キングコング・西野亮廣の司会のもと、トークイベントが行われました。
ゲストは、クリエイターズ・ファクトリー 映像部門の審査委員長・林海象監督、第5回沖縄国際映画祭 最優秀ニュークリエーター賞受賞、および女優賞受賞の杉野希妃監督、そしてクリエイターズ・ファクトリー アート部門審査員・玉置泰紀さん。
クロストークでは、女優だった杉野監督がプロデューサーとして活躍するに至った経緯や杉野さんの信念、林監督と杉野監督とのやり取りの中では、映画の成り立ちや自主映画が持つパワーなどが語られました。
玉置さんからは、今回のアート作品の印象やジャンルの幅広さに驚かされたという話も飛び出します。
さらに、西野が「審査員をする時、みなさんそれぞれ“審査基準”はあるんですか?」と質問し、ゲストの皆さんそれぞれが考える審査基準が語られ、西野は「すごく貴重なことが聞けました!」と感激する一幕も。
約30分に渡り、ここでしか聞けない価値のあるトークが繰り広げられました。
そして、ついに「クリエイターズ・ファクトリー授賞式」です。
アート部門審査員の玉置泰紀さん、映像部門審査員の林海象監督、ミハイル・ギニスさん、広瀬之宏さんが舞台上に並び、受賞者を発表しました。


アート部門(子ども)の優秀賞に選ばれたのは、
松尾千穂さんの「みんなのおうち」
 
アート部門(一般)の部の優秀賞は、
原田有希さんの「線香少女」

映像部門・グランプリは、
山本亜希さんの「ネクタイと壁」


それぞれの受賞者に、審査員からトロフィーが贈られました。
トロフィーは、和蝋燭の中村ローソクさん作成の、おめでたい席に使われる金の蝋燭。
125㎝の金の蝋燭に、京都国際映画祭のロゴを絵付け職人さんの手によって赤字で入れていただいた、オリジナル蝋燭です。

アート部門・子供の部の優秀賞を受賞した松尾千穂さんは現在12歳。
「こんなすごいトロフィーをもらえてうれしい」と感想を。
西野に「絵はどういうときに思いついたんですか?」尋ねられた松尾さんは「(アイデアが)降りてきました」とコメント。
「一番かっこいい状態!」と西野も感心していました。
 
アート部門・一般の部優秀賞受賞の原田有希さんは「こんな大きな舞台で賞をいただけてとてもうれしいです」と語りました。
日本画家として活動している原田さん。
今回の作品は、ご自身の娘さんをモデルに描かれたとのことです。

映像部門グランプリ受賞の山本亜希さんは、「第1回の京都国際映画祭で選んでいただけてうれしいです」と喜びもひとしお。
息子さんと一緒にトロフィーを受け取っていました。


枠にとらわれない、個性的で多ジャンルの作品が揃った今回のクリエイターズ・ファクトリー。
次世代を担う才能あふれるクリエイターを、これからも応援していきます。