京都文化博物館6階ミュージアムギャラリーでは、10月18日・19日の2日間、松井智惠さんが手がけた映像作品「HEIDI54“プルシャ”」の上映会が行われています。
京都市立芸術大学出身の松井さんは、ヨハンナ・シュピリ原作によるアルプスに暮らす少女の物語『ハイジ』を基にした映像のシリーズ作品で知られ、国内外で高い評価を得ているアーティストです。
今回の上映作品「HEIDI54“プルシャ”」は全編、岡山県倉敷で撮影。
ハイジのテーマに松井さん自身の歳の重ね方がリンクされた内容です。
主な舞台となっているのは「有隣荘」。
和・洋・中華テイストが混在する歴史的な建物で、建物自体の雰囲気によってとても幻想的な世界観が広がっています。
特に、赤い服をまとい画面をゆったりと駆け抜ける女性の姿が記憶に残ります。
また上映会場となっている京都文化博物館6階ミュージアムギャラリーは、畳敷きの和室に寝殿造りが施された穏やかな空間。そんな中での鑑賞体験は格別です。
作品の上映は、10月18日10:00〜19:00・19日の10:00〜17:00(最終受付16:30)まで。
上映時間は約18分間。鑑賞は無料となっていますので、ぜひ足を運んでみてください。