「映画もアートもその他も全部」をキャッチフレーズに開催中の京都国際映画祭では、元・立誠小学校を会場にアート関連のワークショップが行われています。18日朝は、万華鏡のワークショップが行われました。
この日のナビゲーターは、「僕も万華鏡を50~60個持っています」と語る、アートにも造詣が深い漫才師のおかけんたが担当。さらに京都万華鏡ミュージアムの伊藤知子館長も来場し、「今日は万華鏡をアートとして取り上げていただけるということで、出張ミュージアムとして、喜んで展示させていただきました」と来場者に向けてあいさつをしました。
この日の会場には、アメリカ、および日本各地の万華鏡作家さんが製作したバリエーション豊かな万華鏡が持ち込まれました。実際にその万華鏡を手に取ったお客さまからは思わず「うわー」「きれい」「すごい……」とため息が漏れる一幕も。さらにCCDカメラを利用して、ステージ横のスクリーンに万華鏡の模様が映し出されると、会場のお客さまたちもその模様に見入ってしまった様子で楽しんでいました。
続けて、会場から出演者を2人募り、万華鏡作りを実演することに。キットは、京都万華鏡ミュージアムの手作り教室で使用されている「万華鏡キット」を使い、実際にステージに登壇してもらい、ワークショップを行いました。
まずは3枚の鏡を三角形に組み立て、テープで固定。そしてそのまわりにクッションを貼り付け、それを筒に入れ込みます。そして片側にビーズなどの装飾品を入れ、そこにオイルを流し込んで完成となります。実際にワークショップに参加した女の子も真剣な表情で万華鏡作りを体験。「とってもきれいで楽しかった」と満足げな顔を見せていました。
元・立誠小学校では、明日19日にも「截金(きりがね)」「胡粉」「和蝋燭」などのワークショップを実施。京都の伝統的な作品作りを楽しみながら体験することができます。