10月16日(木)、京都国際映画祭初日の最終プログラム。大魔神上映特集〔大魔神〕が、よしもと祇園花月で上映されました。上映前には、舞台挨拶が行われ、板尾創路と木村祐一が登壇。
まずは、それぞれ昼間のレッドカーペットの感想や、これまで参加した映画祭の思い出を語り、話題は、板尾の白スーツについて。木村が「最近、ずっとそのスタイルですよね。昔、二丁目劇場の楽屋で鏡見ながら『中国みたいに国民服あったらええのに』言うてはりましたよね」と、若手時代のエピソードを紹介します。
そして、木村のプロフィールが京都市左京区出身になっているが、本当は右京区であることや、二人の京都での思い出が語られます。続いて司会より、板尾、木村がともに1963年生まれで、大魔神の公開が1966年であることを振られると、板尾は「目が光って血走ってる感じが怖かった」と告白しました。
大魔神にハマッたポイントとして、木村は「子どもみたいなとこあるでしょ?『もうやめとき』みたいな、きっかけがないとやめられへんみたいな」と述べ、板尾は「大魔神て、何百年に一回しか怒ってないはずで、たまたま怒った時が映画で取り上げられてる。かなり温厚な方です」と、独特の持論を展開します。
続いて、2人が大魔神を撮るならというテーマでは、板尾は「3Dにしたい。海外向けやと思う」と述べ、木村は「『大魔神の休日』。一回くらい怒るんかな? ウェイターがメニュー聞き間違えたぐらいで」と、木村節を炸裂。その後も、木村から「大魔神のグッズを作るなら?」と、お題が飛び出し、板尾は「芳香剤」と一言。「怒ってたら、臭いってことですね」と、阿吽の呼吸で、場内の笑いを誘っていました。
最後に、板尾は「なかなか、こんな大きなスクリーンで観ることないので、しっかり目に焼き付けてください」と、木村は「新作として観てもらえれば」と、お互い劇場で映画を見る魅力を観客に伝え、舞台挨拶は締めくくられました。
映画祭期間中は、京都国際映画祭のシンボルとして、大映通り商店街より、京都市役所前広場に実寸大の大魔神像が移設されています。大魔神をリアルに体験できるこの機会を、お見逃しなく!