ギャグ芸人としてデビュー以降、画才を認められ画家としても活躍中のたいぞう。
今回、元・立誠小学校のオープニングイベントとして、講堂にてライブペインティングのパフォーマンスを敢行しました。
まず、司会のジャルジャルが登場し、ゲスト芸人の、しずる、パンサー、ハイキングウォーキングのQ太郎を呼び込みます。Q太郎の髪が大胆にカットされていた点について「40歳になって気持ち悪いと言われたので切ったけど、もっと気持ち悪くなった……」と、自ら後悔の弁を述べ、場内の爆笑を誘いました。パンサーはここに来る前に、新京極商店街で尾形が目に入ったものを勢いよく叫ぶという謎のライブを行い、そこで本イベントを知ったお客さんも、会場には何人かいらっしゃったようです。
そして、ようやく主役のたいぞうがジャージ姿で登場。「今回は、京都をイメージした作品に挑戦」とのことですが、イベントの3時間だけでは完成まで間に合わないため、途中まで書き上げた作品を用意した上で、ライブペインティングはスタートしました。絵を描くのは「ネタ作りと一緒」と、独特の哲学を語り、キャンパスに筆を走らせます。同時にオープニングセレモニーのもようをモニターで見ていたゲスト芸人の面々は、内田裕也氏の姿に大興奮。ジャルジャル後藤の「本物? 外田裕也さんちゃうの?」のボケをきっかけに、ここで一旦舞台をはけました。
一人ステージに残ったたいぞうは、黙々と絵を描き続ける中でも「ずっと見ているのしんどいと思うので、自由にトイレ行ってくださいね」と、お客さんに気遣いを見せます。途中、自身の「ぺろぺーろ」というギャグは、矢野・兵動の兵動が生みの親であるといった裏話や、ジャルジャルやパンサーと会うのは今日が初めてで、内心ドキドキしたと告白して客席を沸かせました。
イベント中盤では、先ゲスト芸人のほか、切り絵アーティストの愛実が加わり「第2のたいぞうを探せ!」というコーナーに突入。フリップにそれぞれが抱く京都のイメージを絵で表現し、たいぞうに近いセンスを持つ人を選ぶという内容ですが、当然のごとくボケ合戦に発展。「着物が八つ橋」と、字面だけで答えたしずる池田は「大喜利なってるやん!京都大喜利の二発目くらいの答えで出すやつやん!」と、ジャルジャル・後藤に突っ込まれる始末に。ちなみに優勝は、鴨川に定間隔で並ぶカップルをストーリー仕立てで、描き上げたQ太郎でした。絵を描く姿が「現代アーティストやん!」と、期待を高めたパンサー・菅は「緑を塗って汗かいたの初めて」と、謎の敗戦の弁を述べます。
そして、開始から2時間45分を迎え、ついにたいぞうの絵が完成を迎えます。「京都と言えば漬物。漬物を幾重も重ねて描いたのは、それだけ京都には沢山の歴史があるということを表現したかったから。その漬物がハートの中にぎゅっと詰まっていて、下では舞妓さんが手を差し伸べて支えている」と、イメージを説明します。お客さんから頂いた京都のイメージ「碁盤の目」も、しっかり描かれていました。
タイトルは何故かパンサー・尾形が「カラフル」と命名し、たいぞうが今日の日付と題字を記入し完成。このたいぞうの絵は、元・立誠小学校内に飾られる予定です。
明日の講堂でも、スリムクラブ、モンスターエンジン、COWCOWの登場などが予定されており入場も無料。
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