京都国際映画祭3日目となる10月18日(土)。元・立誠小学校講堂にて14時45分からは、海洋堂ステージが開催されました。海洋堂は、大阪の門真市に本社を構える、ガレージキット・フィギア・食玩等の各種模型を制作する会社です。
まず、司会のグイグイ大脇と福本愛菜に加え、ものまねピン芸人がっき~が登場。『北斗の拳』のレイに扮したがっき~は「シャォシャオ~!」と、南斗水鳥拳と、大脇の「グイグイ~!」を関連付けた高度なギャグを繰り出します。
そして、本日のゲストである海洋堂の宮脇専務が呼び込まれます。「横で、ずっとパチモンのレイがおるなーと見てたよ」と、がっき~に早速触れ、レイの思い出を語ってくれました。なんでも、当時海洋堂が作成した『北斗の拳』フィギュアの中で、レイが一番売れたそうです。ただ、実際は、死にかけ寸前の白髪モデルだったそうで、がっき~に対し「今、白髪なれへんの?」と、無茶振りが飛んでいました。
その後、海洋堂の歴史に触れながら、現在、元・立誠小学校内で飾られている伝統工芸とのコラボ作品について解説が行われ「先人たちの作品を現代風にアレンジして、志を継いで行きたい」と、造形職人としての覚悟も、しっかり語ってくれました。
続いて、話は京都市役所前広場で飾られている大魔神像について。現在、本物の大魔神像は海洋堂の本社に御神体として飾られているらしく、京都の大映スタジオが処分する際に、100万円で買い取ったとの事です。後、過去に海洋堂が、レイザーラモンHGの等身大フィギュアを作成したという話題に、会場からは驚きの声が上がりました。
最後には、3人全員が専務に自らのフィギュアの商品化をお願いしますが、がっき~には「セールスポイントないやん!」、グイグイ大脇には「誰が買うねん!」と、毒舌コメントが飛び出します。「例えば、おっぱいが大きいとか、売れる記号が3個は入ってないと駄目」と、ナニワの商売人として、世界の海洋堂を作り上げた、宮脇専務の言葉には、非常に重みがありました。
元・立誠小学校3Fの『じきょうしつ』には、和菓子「鍵善良房」、截金「大塚華仙」、和蝋燭「中村ローソク」とコラボレーションした作品が飾られています。〔鬼娘〕になります。明日の最終日も絶賛公開中の為、是非ともご覧下さい。